私のはじめてのポケモン【思い出】
公開
2024-08-25 22:34

誰しもある。ポケモンに初めて触れた時の思い出。

それは赤緑だったり、ダイパだったり、剣盾だったりするかもしれない。

そんなガキの頃の初体験の思い出を、残しておこうと思う。




世代的にダイパと思われがちですが、私が初めてやったポケモンはBWだ。

周りがみんなダイパの話をしている中、ついていけなかったのを歯がゆく思っていた若年の私は、新作が出ると聞いて勇んで誕生日に要求した。

パッケージの伝説のポケモンが手に入る。ということは、当時ダイパをやっていた友人たちの会話から聞き及んでいたので、当然知っていた。

ガキ私は、ゼクロムの見た目、黒のかっこよさに一目惚れして、ポケモンブラックを買ってもらった。





は?

ん?

え?逆じゃなくて?

なんでパッケージの伝説と書いてある文字とパッケージの色が全部違うんですか?

レシラムってこの白いドラゴンですよね?

タイトルはポケモンブラックですよ?

なんでライバルがゼクロムを使ってるんですか?

50時間の末に明かされた衝撃の真実。

今までとパッケージの伝説が、このゲームだけ逆なのだ。

人生で初めて体験するNTRの感覚。

……

あなたを詐欺罪と(ry




このゲームを買ったことを友だちに自慢すると、よかったじゃんという言葉と共に、交換を申し込まれた。

いや、でも、私買ったばっかりだしマメパトとかしかおらんけど……と思い、断ろうとすると、別になんでもいいよとくるので、それならと交換をした。



これが噂の交換ちゃんですか……ついに、陽キャゲームヲタクの仲間入りを果たしたとほくそ笑んでいた私の画面にも、友人のポケモンが表示された。


……?

私の画面に表示されているのは、レベル90のギラティナであった。

そう、私の友人、どういう気前の良さが知らないが、普通に伝説のポケモンであるところのギラティナを貢いできたのである。

そうして、ギラティナと私のヌルゲー2人旅が始まるのであった……?





これが最初のバトルで私の目の前に飛び込んできたテキストだ。

そう、ポケットモンスターは何を隠そう、適正なジムを倒すまで、レベルを超過すると言うことを聞かなくなってしまうのだ!

ある程度の確率で行動はするものの、命令に背くギラティナの機嫌に惑わされながら進めていくことになる。


……もうこいつ置いていこうかな……

とはいえ、友人から貰った伝説のポケモンなので手放す訳にもいかず、私はポケットモンスターブラックを、ほぼギラティナだけでクリアした。

ちなみに当時の技構成はこんな感じだ



うーん、ガキだ。




そういえばギラティナもゴーストタイプですね。

こう、私の性的趣向といいますか、ある種、性癖とも呼べるゴーストタイプに対する偏愛的なものは、この友人に植え付けられたものなのかもしれません。

そう、一つだけ昔から思っていることがあります。

それは
です。

私が愛してやまない
も、このポケットモンスターBWが初出なわけです。

この説に関してはずっと思っているので、いずれ検証できたらいいなあと思います。

はじめてのポケモン、そこにあったギラティナとの思い出があるので、かのポケモンに対しては少し特別な想いがあります。

あの友人は今、どうしているでしょうか。
この空の続く場所にいるのでしょうか。
もしかしたらいるのかもしれませんね、
その中に。

了!