OverWatchのここすき
公開
2022-11-25 17:08
昨今eスポーツと呼ばれる文化が広まっている。
eスポーツとは、もうこれスポーツって呼んでもいいよね?みたいなゲームで競うことである、外れてはいないと思うけどいい加減な理解なので真に受けないでください。

最近のゲーム、特に対戦・協力型のものはとても奥が深いと思う。
ゲーム内の見える情報と見えない情報を感じ取り、それらを処理する脳味噌、処理を実現する指を駆使し、ゴールにたどり着いた時の達成感は一人用ゲームでは味わえないものがある。
そういうゲームで競うのでスポーツと区分されるのは納得のいくところなんだけど、ゲームのスポーツ化というのは自分が小さかった頃には有り得ない話で、あくまで趣味・娯楽の範疇でどんなに極めてもそれは見せ物でしかなかった。
自分は格ゲーからeスポーツの始まりを観測していたけど、恐らく対戦型でアクション要素の強いゲームならだいたいeスポーツになるんだと思う。
これからどんなタイトルがeスポーツとして生まれてくるのだろうと楽しみ。
だがNewガンダムブレイカーの話は忘れたほうがいい。



OverWatch、ブリザード社が配信する基本無料のチーム対戦アクションFPS。
舞台は近未来で、高水準な機械技術により起きた人間対機械の世界的な戦争が発生する。
戦争は人間の勝利で終わったが、その後も人間達の思惑や高度に発達した機械らの意思がぶつかり合っており、世界各地で紛争が起きていてまだ平和を取り戻せていない。
そんな中、世界大戦終結後に一度は解散したヒーロー集団「OverWatch」が再結成をし、世界平和を取り戻すのに頑張っていこうという感じのストーリーである。
クソほど荒いあらすじだがこんな感じ。

基本的なゲームモードはプレイヤー同士の対戦であるPvPで、5人チームでの対戦になる。
ValorantやApexやCoDなどチーム対戦型FPSは多くあるが、それらと大きく違うのは「キルを取るのが勝利条件ではない」ことと「キャラ毎に基本性能が全く別で明確な相性がある」点であり、このタイトルのここすき要素がこの2つ。

このゲームで勝利するためには、目標となるエリアに自チームのキャラが接近し進行度を上げる必要がある。
極端なことを言うと、キルどころかダメージを取らなくてもゲームに勝てる。
逆に敵を皆殺しにしようが目標に関わらないといつまでも勝てない。
この攻撃能力の優劣が直接勝ちに繋がるのではないのが好き。

キャラクターもとても多彩であり、同じ役割ができるキャラはほとんどいない。
通常行える攻撃が射撃のキャラもいれば近接攻撃のキャラもいるし、そもそも攻撃ではなく回復アクションのキャラもいる。
キャラクターは固有のスキルを複数持っていて、高い場所や敵陣への侵入を用意にできたり、飛び道具をかき消し完全に無効化するなど、そのキャラの出来ること出来ないことがはっきり設定されている。
「エイム力次第で高いダメージを出せる」キャラに対して、「弾をかき消しながら急接近できる」キャラをぶつけたり、更にそれに対して「かき消されない属性のビームを照射でき、ビームで相手の動きを遅くできる」キャラをぶつける、更に更にその対応として「ビームを吸収することで自身の火力に変換できる」キャラで守りに行く……といったキャラ毎の相性を考えた戦術を組んだりもできる。
相性差はあるもののキャラの練度や人数差、マップの位置やスキルが使用可能かどうかで容易くこの相性はひっくり返るのでこの辺りの押し引きが楽しい。

結局このゲームのどういうところが好きなのかというと、「一番大事なのは状況把握力と情報戦であり、エイム力がなくても勝てる」ところだ。
他のFPSだと使う武器が全キャラ共通したものなので結局最後はエイム勝負になると感じていて、エイムが苦手な自分にはこのあたりが辛くて長く遊べなかった。
何よりOverWatchで勝てた時というのが、こちらの作戦に相手が対応できなかったというしてやった感があって快感が段違いなのだ。(性格悪い)

ということで皆もやろう、OverWatch。
後々にはなるけど有料コンテンツでPvEストーリーモードが配信されるので、対戦は嫌だけどチームで戦ってる感が欲しいという人は是非買ってください私も買います。
言及